SNS運用を始めたばかりの頃、こう思ったことはないだろうか?
一旦フォロワー伸ばしてからマネタイズを考える。
▼目次
②フォロワーの価値を知る
③フォロワー数が少ない方が運用しやすい?
④フォロワー数ではなくファンを増やせ
『一旦フォロワーを伸ばしてからマネタイズを考える。』
と考えている人は多くいる。
Instagramにおいて、「一旦フォロワー数を集めよう」はNGな思考法だ。
初心者ほど、『とにかくフォロワー数を伸ばしたい!』と考えてしまいがち。
しかしフォロワー数=売り上げではない。
そもそもフォロワー数が伸びたところで、売り上げにはつながりません。
フォロワーが10〜20万人いても、
・フォロワー数を伸ばすことに執着してしまう
・属性にこだわらずに人を集めてしまう
この場合、なかなか売り上げに繋がらないことはよくある。
もちろん、全く商品が売れないわけではない。
それはあくまでもフォロワー数が多いからだ。
フォロワーが10〜20万人もいれば適当にリンクを貼ったとしても100人くらいはクリックしてくれる。
つまりマネタイズをするなら
フォロワー数を伸ばすことではなく、
・フォロワーの属性や質
・マネタイズのマーケティング部分
この2つが重要である。
確かに、フォロワー数を多く集められていることはすごいことである。
しかし、きちんとSNS運用していくのであれば、
フォロワー数やストーリーズの閲覧数といった
“最初の数字”は正直どうでもいい。
大事なのは、”最後の数字”。
どんなフォロワーなのか?ということ。
・フォロワー数を伸ばしやすい領域
・コンテンツでバズりやすい構成
というのは確かに存在する。
しかし、再生数やフォロワー数だけにこだわると価値がないフォロワーを集めてしまうことになる。
そもそもSNS運用に限らずマーケティングとは
・こんなことに悩んでいる ・こんなことを今したいと思っている ・悩み解決のために何をしたらいいのかわからない ・悩み解決のためにやったことが続かなかった ・悩み解決のためにやったことに効果が出なかった
といったフォロワーが抱えている悩みを明確に捉え、サービスや商品を提供して収益化していくことだ。
マーケティング視点を踏まえた時に1番やってはいけない愚かな作戦が、
みんながやってしまう『一旦フォロワーを伸ばす。』ということだ。
ではどのように運用を開始すればいいのか?
前提として、フォロワー数が何人であろうと、
最終的に行動してくれるのは同じ考えを持つ人だ。
フォロワー数が増えれば増えるほど、同じ考えを持つ人の割合を気にかけ、発言に気を使わなければならなくなる。
フォロワー数に対して同じ考えの人が少ない場合、
多くの人に刺さることを目的としたとき、嫌われることを恐れて極端に綺麗な言葉を使ったり、個人的な感情を抑えてしまったりする。
つまり、発信者が発言しにくくなり、発言力が弱くなってしまう。
発言力が弱いと、集客はできない。
人を動かすことができないのだ。
その結果として、人を集められている。
フォロワー数が増えても気にせず発言することが出来れば問題はないということである。
多くの人が
・自分の発言に対してのDMが気になってしまう
といった心理的負担に襲われたり悩まされたりする。
フォロワー数が少なければそういったことも起こらないのだ。
実は、フォロワー数が少ない時の方が言いたい放題発言ができる。
言いたい放題発言している時の方が信頼に繋げることが容易で、濃いファンがつきやすい。
つまり、フォロワー数が少ない方が運用しやすいのだ。
多くの人が憧れる
・フォロワー数が伸びるとかっこいい
・周りからの見え方がいい
という気持ちはわかる。
だが、 結局それは自分のターゲット外の人からの見え方。
あなたの届けたい人は誰か?
誰でもいいから不特定多数の人にすごいと思われることが目的であれば、フォロワー数を伸ばすことに全力になればいい。
しかし、最後に商品を買ってくださるお客様は、必ず何か問題を抱えている人だということを忘れてはならない。
お客様に『すごい!』と思われることよりも
『この人の情報は正しい!』
『参考になる!』
と思ってもらうことの方が圧倒的に大事なのだ。
そして、ファンを獲得するためには
・教養
・知性
・人間性
・キャラクター
といった情報以外の要素が必要になってくる。
情報に全振りして参考になる人であるより、
人間性のある発言を自分らしい文脈で伝えることでファンを獲得すべき。
言いたいことを代わりに言ってくれる人には、ファンが多いのが現実だ。
コアなユーザーは確実に存在する。
だからこそ、『まずはフォロワー数を集めよう!』という安易な思考は避けること。
SNSを伸ばすことは、自分自身の人間力を伸ばすこととイコールである。